ピラティスとは
ドイツ人従軍看護師ジョセフ・ピラティスによって、1900年代初めに『健康な身体を取り戻すことを目的』に考案されました。 元々は、第一次世界大戦で負傷した人々がベッドの上で行えるリハビリトレーニングとして考え出されたものです。その後、クララ(妻)とアメリカに移住し、ニューヨークで初めてのエクササイズスタジオを設立。当時はダンスが人気で、多くのダンサーに支持されました。そして現在、彼が考案した34のエクササイズを弟子たちがアレンジし、より実践しやすい形になって世界中に広まっています。日本でも多くのアスリート、女優やモデルにも絶大な支持を得ているエクササイズです。
ピラティスは他の筋肉トレーニングと違い、体を傷つけずに、しなやかでバランスのとれた美しいプロポーションづくりができます。 普段それほど意識することのない、奥深くにあるコア(中心)の筋肉を鍛えるのが特長です。 特に、体の土台となる部分、骨盤やお腹まわりの筋肉に働きかけコアが安定します。 くり返しレッスンを行うことで、体全体の骨格や筋肉のバランスが整い、ゆがみのない正しい姿勢に変わります。
傷病兵のリハビリにも使われたものだけに、年齢や性別を問わず、無理なく行うことができます。 シンプルでゆったりとした動きのため、筋肉を傷めることがないのです。 さらに、独自の呼吸法で気持ちがリラックス、メンタル面も調整することが出来ます。 ピラティスは心と体の両方の身体機能をアップし、理想的な体をつくるエクササイズです。
動かす部分をしっかり意識しながら行うため『考えるエクササイズ』とも呼ばれています。 「この動きではこの筋肉を動かす」と、自分がどこの筋肉を使っているかを常に考え、正しく体を動かすことが重要です。 正しく意識し動くことで高い効果が望めます。